セント・バーナードってどんな犬?|JKC登録106頭・体高最大90cmのスイスの国犬
Saint Bernard
もふスコア
基本情報
- 体重
- 54〜82kg
- 体高
- 65〜90cm
- 寿命
- 8〜10年
- 原産国
- スイス
この記事の目次

Photo: Wikimedia Commons / PaterMcFly (CC BY 4.0) · 画像出典 · CC BY 4.0 · 表示用に縮小・形式変換
セント・バーナードってどんな犬?
セント・バーナード(セントバーナードとも表記)は、スイス原産の超大型犬です。JKC(ジャパンケネルクラブ)の犬種紹介によれば、用途は「伴侶犬、護衛犬、ファーム・ドッグ」。体高はオス最低70cm〜最高90cm、メス最低65cm〜最高80cmで、「サイズは際立って大きく、印象的な一般外貌」と記されています。体重はJKCの犬種紹介に記載がなく、AKC(アメリカンケネルクラブ)はオス140〜180ポンド(約64〜82kg)、メス120〜140ポンド(約54〜64kg)としています。
被毛にはショートヘアードとロングヘアードの2つのバラエティーがあり、毛色はホワイトの地色に赤みがかったブラウンの斑、または背に赤みがかったブラウンのブランケットが入るのが基本。胸・足・尾の先端・マズルバンド(口吻の帯)・ブレーズ・うなじの斑はホワイトが必須で、左右対称のダークなマスクが望ましいとされます。
沿革はJKCの記述によると、11世紀頃に海抜2469mのグラン・サン・ベルナール山道の峠に設立された宿坊に始まります。17世紀中頃から護衛と保護のために大型のマウンテン・ドッグが飼われ、雪や霧で遭難した旅人の捜索に活躍。伝説の救助犬「バリー号」の名で19世紀にはヨーロッパ中に名声が広まり、1884年にスタッドブックが作られ、1887年の国際畜犬会議で正式にスイスの犬種として公認されました。以来、スイスの国犬です。
2025年のJKC犬種別犬籍登録は106頭(141犬種中61位)です。これは1年間に新規に血統登録された頭数で、国内の飼育総数・出生数・販売数ではありません。
性格の特徴
JKCの犬種紹介は、セント・バーナードを「生まれつき人なつっこく、気性はおだやかなものから快活なものもおり、用心深い」と記しています。救助犬・護衛犬としての歴史を持ちながら、家庭では穏やかで人に寄り添うタイプです。
「用心深い」という性質があるため、家族以外への態度は個体差があります。超大型犬は体格そのものが相手に威圧感を与えるため、子犬期からさまざまな人・犬・場所に慣らす社会化が、成犬になってからの暮らしやすさを大きく左右します。
飼い方のポイント
しつけ
穏やかで人なつっこい性格ですが、成犬の体重が飼い主を上回ることも珍しくありません。「引っ張らない散歩」「飛びつかない」「呼んだら来る」の3つは、体が小さい子犬のうちに早めに定着させてください。同じスイス原産のバーニーズ・マウンテン・ドッグと同様、力任せではなく褒めて導くトレーニングが向いていますよ。
運動量
毎日の散歩と、安全に囲われた場所での遊びを生活に取り入れましょう。必要な量は年齢・体調・個体差によって変わります。疲労の様子を見ながら調整し、成長期や関節に不安がある場合は獣医師に相談してください。
お手入れ
週1回を基本に換毛期は毎日のブラッシングが目安。ロングヘアードは換毛期の抜け毛が多く、ショートヘアードでも密なアンダーコートが抜けます。よだれが多い犬種なので、口周りの拭き取りと、床・家具の保護は日常の作業になります。
住環境
体高70cm以上・体重60kg超の犬が横になれるスペースと、滑らない床材が必須です。ニューファンドランドやグレート・ピレニーズと同じく、通院や移動には大型犬を乗せられる車があると安心です。
健康面で注意したいこと
AKCは寿命の目安を8〜10年としており、超大型犬らしく短命な傾向があります。JKCが公開している「発生リスクが高いと考えられている犬種リスト」では、セント・バーナードは股関節形成不全(HD)・肘関節異形成(ED)の両方に挙げられています。迎える際はブリーダーに親犬の関節評価の有無を確認し、成長期の急激な体重増加と過度な運動を避けてください。日本語で参照できる犬種別の疾患統計は少ないため、超大型犬全般の注意点として、胸の深い犬に多い胃拡張・胃捻転にも留意し、食後すぐの激しい運動は控えましょう。
入手方法
登録頭数から、現在の子犬の募集状況や価格を判断することはできません。迎える際は個々の募集条件、親犬の健康検査、飼育環境を確認してください。費用を整理する際は飼育費用のシミュレーションも参考にできます。
参考文献
- JKC 犬種紹介: セント・バーナード - サイズ・毛色・性格・沿革
- JKC 犬種別犬籍登録頭数 - 2025年 登録106頭・61位
- JKC 発生リスクが高いと考えられている犬種リスト - 股関節形成不全・肘関節異形成の好発犬種にセント・バーナードを掲載
- JKC セント・バーナードの毛種記載について - 血統書の(S)(L)表記
- AKC St. Bernard Breed Information - 体重 オス140〜180ポンド・メス120〜140ポンド、寿命の目安 8〜10年
- FCI Standard No.61 St. Bernard - 犬種標準(原文)
この記事は一般的な情報提供を目的としており、獣医療の代替となるものではありません。愛犬の健康に関する具体的な懸念がある場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q. セント・バーナードは日本で何頭くらい飼われていますか?
A. 2025年のJKC犬種別犬籍登録は106頭(141犬種中61位)です。これは1年間に新規に血統登録された頭数で、国内の飼育総数・出生数・販売数ではありません。
Q. セント・バーナードの毛色にはどんな種類がありますか?
A. JKCの犬種紹介では、ホワイトの地色に赤みがかったブラウンの斑、または背に途切れない赤みがかったブラウンのブランケットが入るものと定められ、ブリンドルや茶色味を帯びたイエローも許容されます。胸・足・尾の先端・マズルバンド(口吻の帯)・ブレーズ・うなじの斑はホワイトでなければなりません。
Q. セント・バーナードは初心者でも飼えますか?
A. JKCは「生まれつき人なつっこく、気性はおだやか」と記しており、性格面では家庭犬向きです。ただし体重60kgを超えることもあるサイズのため、子犬期からの引っ張り防止のしつけ、広い住環境、大型犬対応の車や動物病院の確保など、体格に見合った準備ができる方に向いていますよ。
Q. セント・バーナードの被毛の手入れは大変ですか?
A. ショートヘアードとロングヘアードの2つのバラエティーがあり、JKCの血統書では2019年4月以降それぞれ(S)(L)で毛種が記載されます。AKCはどちらも週1回のブラッシング、換毛期には毎日の手入れを勧めています。よだれ対策のマズル周りの拭き取りも日課になります。
セント・バーナードのまとめ
🐾 こんな人におすすめ
- 家族みんなで犬を飼いたい方(フレンドリーさ 4.5)
- マンションや室内で落ち着いて過ごしたい方(運動量控えめ)
- もふもふの触り心地を楽しみたい方(もふもふ度 4.5)
⚠️ 注意すべきポイント
- しつけには根気が必要です(しつけやすさ 3.0)
- 超大型犬のため、広い飼育環境と費用面の準備が必要です
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